会長挨拶

第29回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会を開催するにあたって

第29回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会を主宰させていただきます、大分整形外科病院の大田秀樹です。日本脊椎・脊髄神経手術手技学会は日常の診療に直ぐに役立つような実践的な発表が多く、私自身も第一回から参加させていただいておりました。特に脳神経外科の先生方には違う観点から多くのことを学ばせていただきました。私が思う本学会の特徴は自由な発想から色々なアイデアを出し合うことです。症例数は少なくても、エビデンスレベルは高くなくても、その中から次世代の手術手技が生まれてくることが期待されます。もう一つの特徴は、学閥にとらわれないフランクな討論であります。風変わりな治療法と一蹴することなく、その中に何らかの真理を見出そうとする姿勢が当初からこの会にはありました。「こんな事を発表して恥ずかしい」などと思う必要はありません。これからも自由で柔らかな発想から日本の脊椎脊髄の進化に寄与し続ける学会であってもらいたいと思います。

今年のテーマは「湯ったり背骨の話をしませんか」とさせていただきました。新型コロナによるパンデミックにて世界中が苦しみ、我が国も多くの犠牲者を出すこととなりました。その間、多くの学会はweb中心の開催となり、会員の皆様と直接お会いできないもどかしさを感じました。来年こそは現地開催が主体となり、face to faceでdiscussionできることを祈っております。

 別府は世界一の温泉湧出量を誇り、日本を代表する観光地であります。この別府の地で、脊椎を愛する多くの脳神経外科、整形外科の先生にお集まりいただき、温泉に心身ともに癒され、熱い議論をしていただけたら幸いです。また、状況が許されれば、二年間中止を余儀なくされていた全員懇親会も計画したいと思います。大分は食べ物も大変美味しいところであります。是非、大分の名物料理と地元のアトラクションを堪能していただき、会員の皆様の友好を育んでいただけたらと思います。

来年の新型コロナの状況は予測不能ではありますが、約100年前に世界的なパンデミックを起こしましたスペイン風邪の事例を見ましても、3年目にはかなり終息に向かっていたようです。しかし、いかなる不測の事態にも対応できるように準備してまいります。安心して湯のまち別府においでください。そして、熱き議論をしましょう。

第29回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会(JPSTSS学会)学術集会
会長 : 大田 秀樹(大分整形外科病院 院長

副会長挨拶

本学会は脊椎・脊髄神経手術手技について整形外科と神経外科が互いに研鑽を積む学術集会です。私は2002年の第9回(名古屋;西島雄一郎会長)より毎回参加しております。刺激的で大変勉強になり、手術手技のスキルアップになりました。第29回の大田秀樹会長より副会長に任命して頂き、大変光栄で身の引き締まる思いです。

九州・別府の地で脊椎・脊髄神経手術手技の革新と検証について討論できることを今から楽しみにしております。

第29回日本脊椎・脊髄神経手術手技学会(JPSTSS学会)学術集会
副会長 : 内門 久明(うちかど脳神経外科クリニック 院長